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LTR通信
2025年09月29日 [LTR通信]

【LTRのさかなの目】 LTR通信は、どうやって作られている? 制作の裏側に迫る!<後編>

LTR通信2022秋冬号より、LTR通信の誌面「LTR通信News」との連動記事(コラム)として、こちらの「LTRのさかなの目〜ヨコハマの潮流を読む〜」がスタートしました。

毎回LTRメンバーがリレー形式で、最近のトピックや横浜(地域)の情報、日頃感じていることなどを、ありのままに語る『場』です。今回も前号に続く特別編! 「LTR通信は、どうやって作られている? 制作の裏側に迫る!」の<後編>をお届けします。

▶前回の記事はコチラから
【LTRのさかなの目】 LTR通信は、どうやって作られている? 制作の裏側に迫る!<前編>




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<前編>では、「LTR通信」発行のきっかけや、制作の流れについてお話ししました。<後編>では、実際の制作の裏側を深掘りすべく、制作パートごとのこだわりやポイントをお伝えしてゆきます。

【編集会議】
「LTR通信」の場合、主に編集・ライターとして携わるのは、LTRメンバーでもある士業の先生方。通常業務のほかにも、講演会への登壇や専門誌への寄稿、LTRでの活動などもある中で執筆を進めるため、まとまった準備期間が必要です。そのため、発行のおよそ3ヶ月前に編集会議を開催!

編集会議では、「来年○○についての法改正があり事前準備が必要だから、これをテーマにした記事は?」「中小企業で興味深い取り組みをしているA社。取材先の候補としてどうだろう?」など、先生方のあらゆる意見をもとに、執筆担当や取材先の選定、ページ構成の組み立てを行います。

また、趣味や旬な情報が楽しめる「えるカフェ」のページでは、「K先生、趣味の○○でこんな新しいチャレンジをしているみたいだよ」など、別会議のアイスブレーク中に聞いた話から、実際に企画としてあがるケースも! 私(ライター小林)としては、雑談中こそチャンス☆ということで、常にアンテナを張りめぐらせているつもりです(笑)。

【インタビュー/執筆】
実際に執筆担当や取材先が決まると、本格的に制作がスタートします。

「LTRビト」(LTRメンバーの先生1人にフォーカスし、さまざまな想いを語ってもらうコンテンツ)は私が担当し、「ハマ街ビト」(独自のサービスや技術を生かし、新たな挑戦をする企業とヒトをピックアップ)は、取材先に応じて先生方に一緒に行っていただく場合もあります。

さらに店舗や工場内などを見せていただく際は、カメラマンに同行してもらうケースも! ちなみに、撮影は本誌のデザイン担当でもある猪俣さんに依頼。普段は、大手新聞社や出版社等のメディアで活躍されているカメラマンさんです。

実は先生方の中には、「もちろん書きたい気持ちはあるけれど、業務との兼ね合いで締め切りまでに間に合うか……」といった相談を受けることもあるんです。そんなとき、私からは主に2つの提案をしています。

@ 締め切りのご相談(もともと余裕を持った締め切り設定をしているので、提出可能な日をヒアリング)
A 私がインタビューする形で、一度(執筆テーマについて)話をしていただき、そのインタビューデータをもとに執筆してもらう



各執筆担当者による原稿が揃ったら、次は校正へ。最低でも初校(Wordで校正)、再校(レイアウト紙)、三校(レイアウト紙)の3回行います。こちらは現在、小説など書籍の校正・校閲をしている藤村さんにお願いしています。

【校正(校閲)】
初校:担当者が提出したWord段階の原稿を読み(素読み)、誤字脱字のチェック、や表現に誤りがないかなどを見る。明らかな間違いは赤字、疑問出しや修正案は青字で記入。
⇒専門的な内容は先生方の確認が必要なため、表現などとともに相談する。

再校:写真も含め、レイアウト紙(ゲラ)にて実施。前回Wordに入れた赤字、文章や写真が正確に反映されているかを確認。素読みも行い、新たな修正が発生したら、校正記号を用いて赤字や鉛筆で記入する。
⇒固有の名称やデータ表記に誤りがないか? 氏名や企業名などが泣き別れ(名前が分割されて、次の行にまたがってしまうこと)になっていないか? 出力された印刷の色味がおかしくないか? レイアウト紙に反映されたことにより、(何らかのミスで)文字が抜け落ちていないか? なども細かくチェック!

三校:再校での赤字が反映されているか? とあわせて、再度全体的に違和感がないかを確認。
⇒状況に応じて、三校以降も校正(校閲)が続く場合がある

<校閲と校正の違いとは?>
校閲(こうえつ)は「内容の正しさ」や論理的な一貫性、事実に反していないかなどを多角的に点検する作業であるのに対し、校正(こうせい)は誤字脱字、文法ミス、表記の誤りなど、「言葉の正しさ」に焦点を当てて修正する作業。一般的に、校正は校閲の前段階で行われることもあり、校閲では一次情報との照合や専門家への確認が必要となる。

校正後はその都度、執筆担当者に戻して確認を依頼。いつも、速やかに対応いただく先生方や取材先の皆さまには、本当に感謝しています!


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Wordによる初校後、赤字反映後のデータと写真素材等をデザイナーに渡し、レイアウト紙(ゲラ)反映の作業へ。

【デザイン】
ベースのデザインをもとに、毎号文字量に多少の差違があるため、調整しながら文字を流し込む。見出し(タイトル)、リード(冒頭箇所にある導入文)、本文とそれぞれ文字の大きさが異なるため、その辺りも確認しながら文字サイズを確定。
⇒春夏号、秋冬号、新春号とそれぞれの季節感にあわせたテーマカラー(表紙)を意識し、各ページも類似色や補色を用いて視覚的に違和感がないよう作成する。再校のあとに赤字が入ることで、行やページをまたぐことになると、さらに細かい調整が必要になる。

【校了】
複数回にわたる校正を終え、訂正箇所が完全になくなると、ようやく「校了」です。その後、印刷所にデータを入稿して完成! 校了後は印刷所から「LTR通信」が納品され、検品を行って各先生方の事務所、クライアントのお手元に到着します。

「LTR通信」は “士業がつくる、ちょっと真面目で、ちょっと面白い紙メディア”。LTRメンバーである先生に自ら編集担当となって参加していただき、さらに制作のプロとして、ライター・校正者・デザイナー(カメラマン)が加わることにより作り上げることができるのです。

今回で16号目となる「LTR通信2025秋冬号」。これからもメンバー一同、皆さまのお役に立ち、楽しんでいただけるような記事を作ってゆきたいと思います。次号の「2026新春号」もどうぞお楽しみに!


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