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LTR通信
2022年04月11日 [LTR通信]

【ハマ街ビト】(番外編/前編) 「ヤマト運輸株式会社神奈川主管支店」×「こまちぷらす」 〜ウェルカムベビープロジェクトを知る!〜

「子育てを、まちでプラスに。」を合言葉に、子育てが「まちの力」で豊かになる社会を目指し、活動している「認定特定非営利活動法人こまちぷらす」。LTR通信の紙面(本編/LTR通信の2022春夏号P6–P7)では、「こまちぷらす」発足のきっかけや、さまざまな取り組みなどを代表の森 祐美子(もり・ゆみこ)さんにお話しいただきました。こちらでは、本編でお伝えしきれなかった取り組みなどを、番外編(前編・後編)としてお届けします。

【ハマ街ビト】番外編/後編はこちらから



「カフェ(居場所)を運営していると、本当にいろいろな声が集まってきます。その声は、あらゆる人と力を合わせることで、プロジェクトとして発展してゆくこともあるんです」と、うれしそうに話す森さん。まさに「こんなことができたら良いな」からスタートし、企業とタッグを組むことによって実現したのが、「ウェルカムベビープロジェクト」です。

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「こまちぷらす」代表 森 祐美子さん


――きっかけとなったのは、やはり「こまちぷらす」さんが出会った“声”だったんでしょうか?
【森】はい。2014年に私たち(こまちぷらす)と、いろんな市内で活動しているNPOの方々が集まり、横浜市内で子育てに関するアンケートを実施しました。1500名以上の方にご協力をいただきましたが、「地域で子どもを産み、育てやすい社会の温かい目が欲しい」という内容が多かったんです。改めて「”まち“の力が必要なんだ」と実感しましたね。

――子育て中(子育て予定)の方々の非常にリアルな声ですね。
【森】だからこそ、「なんとかしたい!」という気持ちが強くなってゆきました。実は当時、地方では荷物を届けながら高齢者の見守りを展開していた「ヤマト運輸株式会社」の「神奈川主管支店」と、横浜市が実施している「ヨコハマ市民まち普請事業」による「企業マッチング」を通して知り合ったんです。担当の方は、私たちと同じような考えや想いを持っていて。協働して企画を練り、行政や地域の方とも話し合いを重ねながら、プロジェクトを立ち上げました。

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2016年4月「ウェルカムベビープロジェクト」が始動!


――「ヤマト運輸」さんと「こまちぷらす」さん。両者の強みを生かしながら、プロジェクトに取り組む『協業』という形のスタートですね! 具体的には、どのようなことから始めたのでしょうか?
【森】「ウェルカムベビープロジェクト」は、「まち全体で赤ちゃんの誕生をお祝いし、子育てを応援できる社会になること」を目指すものとし、まずは「(アンケートに書かれていたような)温かさや空気をまちの中に作るには、どうしたらよいか?」を話し合いました。
やがて、「まちの皆さんが、いつの間にか関わっている状態を目指そう!」という一つの答えが見えてきたんです。その後、「まちから産後の家庭へお祝いの気持ちを届けよう」という答えに辿り着き、『出産祝い』を作って届けることにしました。


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「おめでとう」の気持ちが込められた出産祝い 
※写真はイメージのため、実際の内容とは異なります。


――素敵なボックスですね。中身はもちろんのこと、「おめでとう」の気持ちがぎっしりと詰まっているように感じます。
【森】子育て中は人と会う機会も減り、孤独になりがちです。そんな中、このボックスを受け取った方から「まちの中にいる誰かが、自分のことを思ってくれている」と感じてもらえたら、私たちもうれしいですね。また、この出産祝いの中身には多くの企業や商店、地域の方が関わっているんです。その過程で、「出産後に大変なことは何? 楽しいことは何?」と考えながら、その想いを品物やメッセージに託す。きっと、そんな気持ちも一緒に届くと思っています。

▶出産祝い申し込みの流れ
赤ちゃんが誕生 → 出産祝いを申し込む →出産祝いを受け取る(無料/申し込みから2ヶ月以内が目安)
▶対象
・生後11ケ月までの赤ちゃん
・妊娠8ケ月以降の方
・お申し込み&受け取り時点で戸塚区、鶴見区、千葉県松戸市に住民票がある方
(鶴見区、千葉県松戸市でも本プロジェクトを行っています)


――ボックスの中には、子育てで大活躍するアイテムのほか、手作りのお守りもあるそうですね? 。
【森】はい。手縫いの『背守り』です。(※背守りとは、子どもの成長を願って昔の人たちが産着の背に一針一針縫いつけたお守りのこと。本来は洋服に縫い付ける形だが、本プロジェクトでは、サラシを切り、ワッペン型に縫った土台に背守りを縫っている)。ボックスの中身は、基本的に企業や団体からのプレゼントとなりますが、この『背守り』は、地域の方が一つひとつ手縫いで作っています。さらに、裏には作った方による手書きのメッセージも添えられているんです。「外出する時は、いつも背守りを鞄に入れているんです」という声も聞き、私たちもうれしく感じています。

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多くの方の手によって作られた『背守り』



――2016年に横浜市戸塚区で始まり、2018年度には横浜市鶴見区、2020年度からは千葉県松戸市と、出産祝い(プロジェクト)の実施地区も広がっていますね。
【森】はい。多くの方の力に感謝しながら、この取り組みがさらに広がってゆくと良いな、と思います。




――「ウェルカムベビープロジェクト」には、ほかにも取り組みがあるとか?
【森】そうなんです。マタニティ+産後ママを対象としたオンラインでの“おしゃべり会”や、プレママ・プレパパ講座などを開催し、子育てに関するあらゆる情報交換や交流の場としています。

――コロナ禍で気軽に人と会うのが難しい中、オンラインでも“つながり”をもつ場があることは、大きいですね。
【森】本当にその通りだと思います。ご参加いただいた方からは、「久しぶりに人と話してリフレッシュできた」「家族以外の人、大人と話ができることがうれしかった」などの感想が届きました。引き続き、こういった「場」を紹介し提供してゆきながら、まちと人がつながるよう力を注いでゆきたいです。

――ちなみに、(LTR通信の紙面でもご紹介した)「おむつ自動販売機」も、このような場から生まれたんですよね?
【森】はい。オンラインでのワークショップを開催した際に、子育て中のお父さんから出た一つの声が、企業の方へとつながり「おむつ自動販売機」という形になりました。この取り組みを通じ、声を集めて、それをつなげることの大切さを実感しましたね。


「ウェルカムベビープロジェクトは、これからも『まちからのおめでとう』を届けながら、さらに進化してゆきたい!」と話してくれた森さん。ハマ街ビト番外編(後編)では、「こまちぷらす」×企業との連携について、さらに詳しくお聞しながら、「こまちカフェ」の魅力についてもご紹介します。どうぞお楽しみに〜!
(4月下旬の公開を予定しています)

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▶【ハマ街ビト】本編もお楽しみください。
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