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2019年05月22日

【経営者の皆さま向けお役立ち情報】事業承継は会社の社員だけでできるか?

LTRでは、本ブログを通して経営者の皆さまのお役に立てる情報を定期的に発信していきます。

今回は「事業承継は会社の社員だけでできるか?」というテーマに関連する事例を紹介します。

<B社の概要>
創業:1978年
従業員数:68人(2018年末)
事業内容:食品の加工
承継:社長が急逝したため、会社のスタッフだけで事業承継に着手することを試案


<ポイント>
B社は社長が全てを握り全てを決定する、いわゆる「ワンマン会社」でした。つまり、社員だけでは何も決定することができず、何も生み出せない状態だったのです。そのような会社では、よほどのことがない限り社内だけでの事業承継は難しいと思われます。事業承継を経験したことがある方は皆無に近いでしょうし、社内のさまざまな思惑が働き、その利害関係の調整に時間を割かれてしまいます。

そんな状況のなかで、B社の社員たちはひとまず経営を維持するために「お金の流れ」が停滞しないように努めました。

■お金の流れを止めない
ワンマン経営だったB社では経理も社長が全て行っていました。社員は数字も知らなければ、ネットバンキングのパスワードも知らされていません。社長が急逝したときには、仕入れ先への支払いすらできない状況でした。そこで、とにかく支払いを待ってもらうお願いをしたり、お金をかき集めたりしながら、事業を回すのに不可欠な相手から優先してお金を払っていきました。
@仕入先
A従業員給与
B家賃
C銀行
D税金・社保

このおかげでB社は急場をしのぐことができました。その後、社員のネットワークを活かして結びついた弁護士のバックアップのおかげで会社は再建できたようです。
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