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お役立ち情報
2026年04月12日 [お役立ち情報]

〜司法書士が伝えたい! 経営のヒント〜 「会社を作ること」と「会社を続けること」は、まったく“別もの”

こんにちは。司法書士の清水です。日々の仕事の中で地域の中小企業で働く皆さん、特に経営者の方から、いろいろなご相談をいただきます。創業して間もない会社さん、少人数で頑張っている会社さん、少しずつ社員が増えたことで、事業が軌道に乗ってきた会社さんなど。業種も本当にさまざまです。



そんな中、会社設立のご相談を受けることもあり、そこで「会社を作ること」がゴールになってしまっている方をよく見かけます。おそらく一歩踏み出した達成感もあり、安心した気持ちなども影響しているのでしょう。

正直なところ、会社を作るだけならそれほど難しくありません。必要な情報を決めて書類を整え登記をすれば、1ヶ月ほどで会社は誕生します。そのため、「とりあえず会社にしてみよう」「動きながら考えればいい」という形でスタートする方も多いのが実情です。

ところが設立後しばらくすると、

・思ったより売上が立たない
・毎月の顧問料や社会保険料が地味に重い
・税金や届出の案内が次々届いてよく分からない

「『会社を作ったら自然に回り始める』と思っていたけれど、実際にはやることや、考えることが一気に増えるんですね」
といった声を耳にするようになるのです。




中には、「会社はあるけど、ほとんど使っていない」「数年動かさず、休眠にするか迷っている」といった相談も少なくありません。特に創業から時間が経つほど、その判断に迷うケースも増えている印象です。

詳細を聞いてみると、
・設立後の資金の流れを考えていなかった
・最低限かかるコストを把握していなかった
・困ったときに相談する相手がいなかった

というような実態多い状況です。

そこで感じるのは、「会社を作る前に、計画を立てることが重要」だということ。
計画といっても、特別難しい内容を考える必要はありません。

「この会社、1年後はどんな状態なら続けられていそうか」
これを一度イメージしてみるだけでも、その後の判断は変わります。

ほかに例を挙げるとすれば、
・売上が月いくらあればいいのか
・自分一人なのか、人を雇うのか
・個人事業のままの方が楽ではないか

このようなことを一度考えてみるのです。

会社設立はゴールではなく、あくまでもスタートです。
実は、この点についてお伝えすると「確かにそうですね。今は、そう強く感じます」とおっしゃる方も。
その場では納得されても、日々の業務の中で忘れがちな視点でもありますよね。

無理なく続けられる形で始めることが、結果的に一番の近道になることも多い。
迷っているときは、ある意味「本当に今、会社を作るべきか?」というところに立ち返るのも必要なことかもしれません。

「会社を作ってから悩むより、作る前に少し考える」。
それだけで、会社の未来はだいぶ変わってくるのでしょう。


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