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LTR通信
2026年07月24日 [LTR通信]

【えるカフェ】マインドフルネスのススメ(連載第11回)<2026春夏号>

マインドフルネスのススメ、連載再開です。皆さまお元気でしたでしょうか。久しぶりですので、おさらいから。

マインドフルネスとは、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義します。

ここでの『観る』は、『見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る』という意味です。いわば常住坐臥、自分自身の感覚、心の在り方に気付いているという状態です。

※こちらの記事は「LTR通信2026春夏号」に掲載中です。


それでは、今回は気付いているとどんな良いことがあるのか、ということを紹介してみます。皆さまは『思考は現実化する』という書籍をご存知でしょうか。著者であるナポレオン・ヒル(1883-1970)は、米国バージニア州出身の駆け出しの雑誌記者でした。

鉄鋼王として成功を収めていた米国の実業家アンドリュー・カーネギー(1835-1919)にインタビューする機会を得たとき、ヒルはカーネギーから「すべての人が活用できる成功の秘訣を体系化してほしい(ただし報酬は出しません!)」と提案されます。

ヒルはその場で即決し、提案を承諾、その後、およそ20年をかけて500名以上の成功者を調査分析して、成功の原理を体系化し、まとめました。そうして生まれたのが本書です。

要諦を簡潔にまとめると、「明確な目標を持ち、それを強く信じて行動し続ければ、思考は現実になる」というものです。

紹介されている成功法則は、@明確な目標設定をすること、A目標に対する強い願望を持つこと、B必ず達成するという信念を持つこと、C時には暗示も用いて信念を強化すること、Dマスターマインドを利用すること(志を同じくする仲間と協力すること)、E失敗を重ねても諦めない忍耐を持つこと、です。

そこで説かれるのは、成功は単なる偶然ではなく、正しい思考習慣と行動の積み重ねの結果であるということです。



この考え方に、マインドフルネスを当てはめてみます。マインドフルネスの実践者は、いつも自分の思考や行動を観察しています。そこで、こうありたい、こうなりたいという明確な目標を設定したら、常に自らの思考、感情、思い、行動、振る舞いを観察して、目標達成を阻害するものを排除してゆくだけでよいのです。

注意深く己の内面と行動を観察して、信念を強化し、ついに現実化するところまで行動し続ける、ということになります。

志を同じくするマインドフルネス仲間まで見つけられるとベストです。この点、役員や従業員の意識と行動を、会社が達成したい目標に向けるということも、経営者の仕事のひとつであると言えるでしょう。(弁護士 竹中 一真)

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