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LTR通信
2025年12月16日 [LTR通信]

【えるカフェ】ネコのいる生活のススメ(番外編part3)<2025秋冬号>

※こちらの記事は「LTR通信2025秋冬号」に掲載中です。

前回は、弁護士の國澤氏による【ネコのいる生活のススメ番外編PART2】をお届けしました。今回も、國澤氏同様「ネコとの生活を話したい!」と言ってくださった同じ事務所の柿元氏によるコラムをお送りします。どうぞ、お楽しみください。





ウチには今3匹のネコがいます。双子の兄弟、大と福(白キジ7歳)、それにモチコ(黒猫7歳)の3ニャン、名付けて「ダイフクモチ」です。実家にはイヌ(シェルティ)がおり、ダイフクモチがウチにくるまでネコを飼った経験はなく、ネコよりイヌが好きでした。保護猫シェルターでダイフクモチに出会い、それから約7年一緒に生活しています。

大は普段は3ニャンの中で一番偉そうで甘えん坊ですが、一番臆病者で、知らない人が来るととても怖がります。でも、おいしいおやつをもらうと、すぐにその人のことを好きになります。福は大と違って長毛で身体も大きく、やさしい性格で、自分が甘えたいときでも他のネコに譲ってあげます。ただ、食べ物に対する執着は一番で、光るモノも大好きです。

モチコは唯一の女の子で、とんでもなくツンデレです。一人遊びが好きで某格闘漫画(バキ)に出てくる古代の原始人のように壁をキックして獲物(おもちゃ)に飛び掛かります。全身黒ですが、お腹に少しだけ白い毛があるところがチャームポイントです。

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福(白キジ7歳)



ネコと暮らすことで得られる恩恵、それは日々の平凡な生活の中で幸福を感じられること。ネコがご飯をおいしそうに食べているとき、ネコ同士じゃれあっているとき、ネコを撫でているとき、ネコの喉がゴロゴロ鳴っているとき、モフモフの毛や肉球からお日さまの匂いがするとき。ネコはたくさんの幸せをくれます。ネコはただ存在し、日々を過ごしているだけで、ニンゲンがネコを見て勝手に幸せに思っているだけなのですが。

ネコはイヌと違って飼い主に従順というわけではなく、むしろ上から目線で接してくるように感じます。たとえば、イヌは撫でてほしいときは「撫でて!」と寄ってきますが、ネコは「撫でさせてあげてもいいよ」と言わんばかりの態度で少し離れたところにゴロンと横たわります。撫でないと「なぜ撫でないのか」と不満そうに鳴きます。

ではただ撫でればいいのかというと、「そこじゃない」とか「撫ですぎ」とお叱りを受けることもあります。理不尽な仕打ちにもかかわらず、喜んでネコのお世話をしていることから、主従が逆転しているのではないか? ネコはニンゲンより上位の存在、神さまの使いではないか? と思ったりもします(ニンゲンに対し上から目線で、時に理不尽な存在なんて神さまっぽいですよね)。

何気ない日常に幸せを感じるネコとの生活、いかがでしょうか。ネコはニンゲンに何かしてくれるわけではなく、ただそこに存在するだけです。(弁護士 柿元 淳)

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