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LTR通信
2022年12月16日 [LTR通信]

【LTRビト】会社の魅力や強みを見つけ 頑張っている人の背中を押し続けたい

【LTRビト】は、毎回LTRメンバーの1人が登場し、士業として、働く人として、さまざまな想いを語るスペシャルコンテンツです。今回は、「行政書士法人 横浜総合行政書士事務所」所長の藤森 純一氏へのインタビュー記事をお届けします。
※こちらの記事は「LTR通信2022秋冬号」に掲載中です。



横浜ランドマークタワーの43階に事務所を構える「行政書士法人 横浜総合行政書士事務所」。所長である藤森 純一氏は、行政書士としてはもちろん、企業コンサルタントや講師として、長きにわたり活躍を続けています。「悩んでいる人にベストな解決策を提案し、頑張っている人の背中を押し続けたい」という藤森氏に、現在の仕事で大事にしていることや、今後の展望などをお話しいただきました。



行政書士は、「官公署に提出する書類、権利義務に関する書類、事実証明に関する書類の作成や提出手続き」が主な仕事です。もちろん私の事務所でも、日々これらの業務を行っています。しかしここ数年の私は、行政書士でありながら、「企業コンサルタント」としての役割を担うことが多くなってきました。

たとえば先日も、ある中小企業の社長より「建設業許可の申請を検討しているので、必要な条件を教えてほしい」という連絡が! しかし詳しく話を聞いてみると、過去に工事実績がないなど、建設業認可を取るための条件を満たしていないことが分かりました。もちろん行政書士としては、その事実を伝えた段階で終わりにしてもいいのですが、私は次のステップへと進みます。

さっそく社長に「なぜ、建設業許可を申請しようと思ったんですか?」と聞いてみました。すると、「会社を設立して3年、そろそろ新しいことをしなければ……」と何となく歯切れが悪い。そこで私は、「この先、事業規模を拡大してから検討する方法もありますよ」と伝え、補助金を獲得した上で、自社の強みである事業の展開を進める形を提案します。それから2度にわたり相談の依頼があり、結果的に「今後も継続してサポートしてほしい!」と、当事務所の顧問先になっていただきました。

その際に社長から「初めて藤森さんにお会いしたとき、『行政書士さんが、ここまでするの?』と大変驚きました。同時に、私たちには今コンサルタントが必要だと気付き、ぜひ藤森さんにお願いしたいと思ったんです」とうれしいお言葉を頂戴したのです。



「企業コンサルタント」として私が大事にしているのは、“社長の本音”を引き出すヒアリングの時間です。その時間をしっかりと設けることで、直面している問題の解決や新たな道を開くヒントにたどり着ける場合があります。

つい最近も、顧問先の社長から「今後の経営計画で相談したいことがある」と連絡がありました。会社のトップである社長のような方々は、身近に本音を話せる相手がいないケースもあるのでしょう。そこで私は、本題に入る前に日々感じていることなどを自由に話してもらい、その上で「今、興味のあることは?」「社長が好きなこと、得意なことは?」と質問を続けてゆきます。

実はこの答えにこそ、重要なヒントが潜んでいる場合があります。実際に今回も、社長の言葉の中に未来のビジョンにつながるキーワードがあり、直近で進めるべきことやこの先チャレンジすることが明確になりました。

このようにコンサルティングを通じて多くの方とお会いすることで、私自身もたくさんの学びがあり、世界が大きく広がりました。これからも、新たな挑戦に向けて社長の背中を押すことができる行政書士であり、企業コンサルタントでありたいと思います。(取材・文/小林 真由美)

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